人権無視のゴミ捨て場病棟 3.夜は怖くて眠れない

このお話は2012年(平成24年)12月から2月に経験した過去の出来事。
しかし、生きていく上で決して忘れてはいけないことだ。
忘備録として記録することにした。

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01/02.肺炎

朝方、スピーチバルブを変えてから30分おきに吸引をした。
バイタルチェックすると体温は38度4分
採血の結果はCRP 4.8 WBC 10000

レントゲン結果から、肺炎でした。
ご飯を食べていないけど何が原因なんだろう。
相変わらず夜は眠れない。

01/04.夜が怖い

点滴を始めてからの採血の結果。
CRP 18 WBC 10000
点滴の種類が変わった。
前より悪くなってる。ご飯を食べても食べなくても一緒だ。

夜は怖くて眠れない。

点滴の交換の時、特別に夜中の1時に体交をお願いした。
勇気を出して2時から4時30分までぐっと眠った。
定時4時30分に体位交換吸引とスピーチバルブをつけることに決まった。少し落ち着いた。

4時30分を迎えると新聞配達のバイクの音が聞こえる聞こえる。あと2時間すると朝日が昇る。今日も無事に太陽を見ることができる。と生きていることを実感する毎日だ。

01/17.カニューレ交換

普段は3週から4週間でカニューレ交換していた。
入院先のタイミングでなかなか交換できなくて、前回交換してから7週間が経過した。
肺炎の原因はカニューレの試用期間が長く、カニューレの中で感染しているのではないかと思った 。

このままでは、また肺炎起こして退院できないと思った
この病院では何をするにも緊張する。

2/4.3度目の一人暮らしに向けて

この一か月、夜ほとんど眠っていない。にも関わらずめでたく退院を迎えた。
一年前の2月4日、意識不明になり死んだ日だ。
そして、この日に退院・・・胸熱くなる。

2010年41歳、先の見えない入院生活が始まった。
2011年42歳、気管切開をした。
2012年43歳、経管栄養に切り替わった。このクリニックも乗り切った。
厄は終わった。ここから一つずつ積み上げる。

私を支えてくれた人

12/22.
43回目の誕生日とても癒された。
思い出に残る記念日となった。

12/29.おせちと小さい友達
今日は彼女に母親をクリニックに連れてきてもらった。

11月から母親と手作りおせちの約束していた。
手作り田作りと黒豆を持ってきてもらった。
これが大の好物で食べられないのがとても残念。
味覚を感じることができないので、見た目と香りを楽しんだ。

小さい友達が「僕が髭を剃ってあげる!つるつるにしてあげるよ!!」といって、電気カミソリで剃ってくれた。
小さな友達の優しさに感動した。

僕が10歳の時、おばあさんの見舞いに何回か病院に行ったことあるけれど、とてもこんなふうに「何かをしてあげる。」いう考えには至らなかった。十歳の友達を尊敬した瞬間だった 。

彼女さん、感謝です。

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