突然失った

ショックだ。 とてつもない絶望感だ。

人生で大切な人を突然失った。

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彼の印象は

彼と出会ったのは15年前
脳性麻痺を持ちながら介護事業所を経営する彼の印象は、言い訳が多い。時間がルーズ。交通事故が多い。…なんじゃこりゃ思った
ところが、彼を支える人を見て驚いた。 みんなヘルパーの技術はしっかりしている。 一方でそれぞれ人となりはみんな違う。性格が違うし、思考ジャンルが違う。多様にわたっていた。
こんないろんな人と関係性を持てるって不思議だった。
僕には持ち合わせていない部分だった。
社会で障害を持って生きるってこういうことかなと思った。
この時、彼を尊敬した。

嘘はつかなかった

実際に病院でしか生きることができなかった自分を在宅に導いてくれた。
1度ならず3度も退院させてくれた。
言い訳はあっても嘘はつかなかった。

生活を始めてわかったことだが、社会って割り切れないことがいくつもある。 その穴埋めを一生懸命していたように思う。

感謝

そんな彼とも、人と人との関わり。
生きていればいいことばかりじゃない。 ふざけるなって腹の立つことが何度もあった。
そんな日々を経て人として成長することができた。 とても感謝している。

6月13日

お通夜に出席した
会場から溢れかえる弔問客を見て、彼の人望を改めて知った

焼香をあげる時、祭壇にある遺影を見て彼がいない現実を実感した。
時間が経過するほど心が重い。
彼は僕が礼儀知らずな答えを出しても肯定し擁護してくれた。
決して僕を捨てることなくケアし続けた。
そのおかげで僕は今も在宅で生活できている。
彼のいない世界は心がとてもしんどい

ひたすら生きる

しかし、どんなにしんどくても私は自ら命を閉じることができない。
ひたすら生きるしかない。

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