私は障害者。 障害名は遠位型ミオパチー。
進行性の筋力疾患で両腕を動かすことができない。
病院を退院して自立生活を始めて10年が過ぎた。
10年が過ぎると当時買い揃えた電気製品の買い替えが徐々に必要になってきた。
一番気になっていたのは、電球色の蛍光管シーリングライト。
5年前に交換した蛍光管が弱ってきて時々消灯するようになった。
蛍光管の買い替えが一番コストが安く済むが、思い切って LED シーリングライトに交換することにした。
選んだのは。
選んだ理由は
快適あかりモード
「朝は寒色系の明るい光で、夕方はくつろぎを促す暖色系の光」といったように明るさや色合いを24時間自動的にコントロールする機能だ。
調色、調光と微妙に変化できるのが LED の特徴だから、有効に利用したいまたこのモードで上手くいけばリモコンが不要になると思った。
シーンダイレクト選択ボタン
生活シーンごとに最適なあかりを点灯する機能だ
ヘルパーには視力の弱い人もいる。
就寝中、吸引が必要な時は照明をつけて吸引を行う。
明るすぎると眩しいし、暗すぎても支障が出てしまう。
お好みの調色、調光をボタンに記憶することで、夜間でも簡単に程よい明かりを点灯することができると思った。
使ってみた結果
明るさ
白色は眩しいぐらい。 部屋の隅々までよく見える。
電球色は暖かい感じ、でも暗さを感じない。
もっと早く買い替えればよかった。
リモコン
リモコンは大きく思う。
そのぶん持ちやすいしボタンは大きい。
書体も見やすく分かりやすく使いやすいと思う。
しかし、液晶画面が不親切だ。
調色が21段階、調光10段階の調整ができる。
現在調色、調光が何段階の明るさなのか表示がない。
そのため押したボタン数を数えないとわからない。
シーンダイレクト選択ボタン
自分好みの調色、調光を記録することができる。
記憶ボタンが3ヶ所あって設定も解除も簡単。
便利だ。
あかり快適モード
この機能はリモコンの設定時間から、色合いや明るさを切り替えるもの。
季節や天候も一切考慮されていない。
早朝は点灯し始めが結構明るい。 しかも時間は午前4時。
朝方は6時は白色全灯で起きろ の一言。
もう真夏モードだ。
昼間は雨で薄暗い時も、真夏の晴天も同じ明るさ。
深夜、常夜灯が点灯するのは午前1時から午前4時。
一日中点灯しているイメージ。
17時から23時までは、白色から電球色に変わり明るさも徐々に暗くなる。心地いいと思う。便利だ。
しかし、24時間このモードで生活するのは無理だ。
現在は
あかり快適モード、消灯とシーンダイレクト選択ボタンを利用して生活している
最初に思い描いた理想とは違う。 でも購入して良かったなと思っている。
音声機能
音声機能は魅力だ。
言葉を覚えておけばリモコンを探す必要がない。
自分でも点灯、消灯ができるかもしれない。
でも、私の小さい声が届くことは考えられない。
また、ヘルパーが音声機能を駆使するとも思えなかった。
時代に逆行する選択が正しかったのか。 答えは何ヶ月か後の楽しみだ。
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