母の言葉

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療養所退院の時

私が16年の療養入院中 母は来週日曜日 面会に来てくれた
病院に入院してから毎週日曜日に面会に来てくれた。 どれだけ強く当たっても必ず次の日曜日に面会に来てくれた。 ありがとう。
入院生活最後の日曜日、母はこう言った。

病院に入院させたのは親の責任もあるからそう思って 毎週 面会に来た。
これまで通り 入院していて欲しかったけど あなたにはあなたの人生があるから仕方がない。
これからは あなたが選んだ人たちに頼って何でも頼んで生きていきなさい。
どれだけ 困っても病院に入院しても 私は駆けつけたり 助けたり絶対にしない。
初めて 自分で自分の人生を決めたんだと思う。
この気持ちは大切にして体に気をつけて。
じゃ、 帰ります。

と言って病院を去った。
まさか だった。 自分は何をしたんだろうと後悔すると同時に
選ぶこと自立って こういうことなんだって お互いが覚悟を決めた瞬間になったんだと思う。
今もこうして在宅で生活できるのはこの言葉があったからだ。
母に感謝

卒園アルバム

幼稚園の卒園アルバムに

あめにもまけず かぜにもまけず ゆくみちに さちいのる はは

と母親からのメッセージ。
当時はどの母親より 文章が短く なんだこれ!と思ったが
今 改めて読んで胸が熱くなった。

母よ。どこから拝借したのか分からんが、5歳には難しいぞよ。

3月7日夜8時に母がなくなりました。
皆様の協力で葬儀も無事終了しました。ありがとうございました。
体調を崩してわずか3週間。 まさか でした。

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