障害者と読書の関わり

知識や情報を得るにはテレビ、ラジオ、読書、インターネットと様々な方法があります。
テレビとラジオは興味のあるないに関わらず放送局から一方的に得る情報です。
読書とインターネットは自らが選んで取り込む情報です。
今回は読書とインターネットによる情報のメリットとデメリット。
障害者と読書の関わりについて紹介します

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ネットのメリット

自身の体験から最も簡単なのはネットだと思います。
ネットだと最新情報無料で手に入ります。
また、大量に文章を読まなくても、効率よく早く情報が手に入ります。
障害が重度になっても、視線入力や音声入力、タッチセンサーを駆使しながら自分自身で情報を得ることができます。

ネットのデメリット

ネットで文章を読んでいると、常に気持ちがふわふわしています。
文章をきっちり読み切る前に次の記事を探したりして、集中力がありません。
派手なタイトルやアイキャッチの画像につられて文章を読みますが、文章の記憶もほとんどありません。

読書のメリット

読書はゆっくりと集中した時間が楽しめます。
読み終わった後リラックスしてスッキリしたりします。
ネットの文章にはない感覚です。
やっぱり人生に読書は必要です

障害者の読書

収入のない障害者には、書籍の価格は高価で経済的にも大変です。
また、障害を持つと外出も困難で、図書館で借りることも無理だと思ってしまいます。
でも、障害があるからって諦めてしまったらもったいないです。
障害者である私の書籍に対する関わり方ご紹介します。

図書館の郵送貸出

図書館には郵送貸出という方法があります。
郵送貸出は重い障害があり、図書館へ来るのが困難な方に郵送で本を借りることができるサービスです。
自宅に居ながらにして借りることができます。
返却は郵便局に持って行くだけでとても簡単です。
近くの図書館に利用できるか尋ねてみましょう。

申し込みは、電話でも対応できます。貸出期間は30日です。
郵送料は図書館が負担をしてくれます。
詳しくはお住まいの市町村にある図書館に尋ねてみましょう。

私が借りるのは

児童書が多いです。
イラストも多く文字が大きくルビがふってあります。
シンプルに分かりやすく間違いない事が書いてあるからです。
実際記憶違いのことや新たに知ることもあります
その中で印象的な本をいくつか紹介します

仏教の始まり、歴史、教えや考え方がわかりやすく解説されています。
第三章では仏さまには如来、菩薩、明王、天と4のグループがあること。仏さまにはそれぞれ役割があることが分かります
右ページが解説、左ページがイラストという構成です。
イラストが印象的でわかりやすく、お寺の仏像を見るだけでグループ分けができるようになります。
ただ対象は小学生高学年以上と思います。

論語は古代中国で、孔子が弟子たちとの問答をまとめたものです。この本は人間の生き方考え方を分かりやすく解説されています。
右ページがイラスト、左ページが解説という構成です。
解説は自身のエピソードや現在の社会問題など小学生でもわかりやすい文章です。

さいごに

障害があると本を読むことも介助が必要で心が苦しくなることがあります。
同じ障害者として気持ちはよくわかります。
ただ郵送貸出というサービスがあることも知っていてください。
将来何かの役に立つこともあると思います。

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