喀痰吸引等(第3号)研修(特定の者対象)

在宅で生活するおじさんです。
両親も妻も子供もいない一人暮らしです。
私は8年前気管切開をしました。
この時から24時間喀痰吸引が必要です。
状態が良い時は喀痰吸引は2時間に1回ぐらい、でも熱があったり状態が悪い時はいつ吸引が必要になるか分かりません。
胃ろうについても発熱時の脱水や夏の猛暑で熱中症を起こさないように栄養や水分補給が必要になります。
しかし、ヘルパーの喀痰吸引や胃ろうは医療行為のため登録、資格が必要です。

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制度の概要

たんの吸引及び経管栄養は医療行為です。医師・看護師等のみ実施可能となっています。
平成24年度から、「社会福祉士及び介護福祉士法」が一部改正され一定の条件の下でたんの吸引等の行為を実施できることとなりました。
ヘルパーがたんの吸引等を行うためには、一定の研修を受け、たんの吸引等に関する知識や技能を修得し、都道府県から「認定特定行為業務従事者認定証」を受けることが必要です。
また、ヘルパーの所属する事業者が「登録特定行為事業者」として登録を行うことで初めてできるようになります。

資格の種類

2種類あります。
喀痰吸引等(第1号・第2号)研修(不特定の者対象)
喀痰吸引等(第3号)研修(特定の者対象)
2種類あります。違いはケアを行う場所です。
(第1号・第2号)は特別養護老人ホームなどの施設でケアを行う場合。
(第3号)は居宅及び障害者支援施設などでケアを行う場合
私は在宅なので第3号が必要になります。

研修を受けるには

必要書類は研修先に提出すること。
たんの吸引、経管栄養医療行為を必要とする利用者がいること。
実地研修先を自ら確保できること。
実地研修に際し、指導ができる指導看護師等が確保できること。
が必要になります。

第3号研修の内容

1回目、2回目の研修では利用者の背景、ケアの必要性。
医療ケアを安全に行うための知識、具体的な方法や危険防止について学びます。
3回目の研修は学んだ知識が理解できたか確認のための試験です。
4回目の研修は演習を行います。
この後現場での現場演習と実地演習を行います

現場演習

現場演習は、実地の研修の序盤に特定の利用者のいる現場において、指導者の行う特定行為を見ながら利用者ごとの手順に従って現場演習を実施し、プロセス評価を行います。
評価票の全ての項目について「現場演習評価基準」で「ア」となった場合に、現場演習の修了が認められます。

実地研修

実地演習は、筆記試験に合格し現場演習で評価判定基準を満たした研修受講者に対して、指導者の指導の下、実際に特定の利用者に対して実施します。
評価票の全ての項目について「実地研修評価基準」で連続2回「ア」となった場合に、実地研修の修了が認められます。

頼みの綱

在宅にて指導担当看護師とヘルパー、本人の予定を重ねると 、 現場研修も思うようには進まず時間がかかります。
実地演習が終了して評価表を提出し認定証届くまで3ヶ月程度かかってしまいます。
安全に施行するための時間と知識と経験でもあります。
私の生活はヘルパーが頼みの綱。よろしくお願いします。

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