2/15.市町職員向けワンステップ研修

写真は令和3年8月5日撮影

私はNPO法人 UDほっとねっとの会員であり障害当事者として2回目のワンステップ研修の講師を行った。
受講生は三重県南部の市町の新人職員の方達。私が生活する津市と違うので直接フィードバックされることはない。しかし、誰かの役に立てば。と思い自分なりに一生懸命伝えた。

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講義内容

講義内容は肢体不自由障害者の私が、市役所に望むこと
前半は基礎編
バリアフリートイレ、駐車場、EVなど施設備品など物への対応の話
後半は会話編
障害者とのコミュニケーションの取り方。

一番伝えたいことは

設備や備品は簡単。予算を立てれば問題解決する
問題はコミュニケーションの取り方。人への対応だ

私が市役所窓口で一番して欲しい対応は
障害者本人にゆっくりしゃべって欲しいこれだけだ
その導入として
1.こんにちは。と挨拶をしてほしい
2.名札を顔の近くに持って〇〇課の〇〇です。と自己紹介をしてほしい
3.何か困ったことがありますか?とゆっくり声をかけてほしい
4.障害者本人を見て障害者本人にゆっくり話してほしい
と新人職員に話をした

シンプルで簡単な話
でも、でもほとんどの人ができない

勇気がいる

どんな人でもコミュニケーションの第一歩は勇気がいる
ほとんどの人は障害者と関わったことはない、学校の先生もなんて声をかけていいかわからない
だから障害者本人はそっちのけで付き添いの人に向かって話をするのも当たり前。

自己紹介

自分の名前をはっきりと名乗れる人は真面目な人だ。責任感のある人で誠実な人だ。
この人は自分の話を聞いてくれる。必ず自分の言葉を理解してくれる人だ。消してうやむやにしたりしない。市役所に勤める人はそんな人の集まりであってほしい。

嬉しかったこと

車椅子介助体験の時、研修担当の方から
私のこと覚えていますか?声をかけて頂いた。

そういえば、1回目の時は障害を持つ方にどのように接していいか分からなくて迷います。でも、何かしら響くものがあったと思います。と研修担当の人に声をかけてもらった。
私のことを覚えていただいたのが嬉しかった

8/5.市町新人職員向けワンステップ研修
障害は遠位型ミオパチー。 進行性の筋力疾患元々体が動かない。さらに50を過ぎて気持ちも動かなくなった最近特に時間がかかる 上昇のきっかけが欲しい随分時間が経ったが記録のために残しておく障害者とのコミュ...

譲れない

コロナウイルスが猛威を振るう中
研修に参加と聞いて訪問看護、介護の関係者には随分心配をかけた
気管切開の私が声を出して喋ることは、いくらマスクをしても首はがら空きなのでノーマスクと同じ。感染リスクは果てしなく大きい
しかし、どんなに障害が重くても人の役に立ちたい。という気持ちはとても強い

この気持ちだけは譲りたくない

事前に理事長と対面で打ち合わせをした
理事長の心意気に感銘を受けてどうしても関わりたいと思った

新型コロナウイルスが猛威を振るう中なんとか実現できた。
実現に向けてなんとか気持ちをご理解いただいたことに感謝だ

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